【あらすじ】
印内の重右衛門を主人公とする笑話の一つで、1978年刊『房総の民話』に「馬のすきな青いもんのこと」という題で収録されている。馬の世話に関わる「青いもの」をめぐり、重右衛門が言葉を文字どおりに受け取ることから笑いが生まれる話である。市川では「青いものは草」という題でも語られている。
【民話の内容】
印内の重右衛門が北方で奉公していたころ、馬の世話をすることになった。馬が好きなのは「青いもの」だと言われた重右衛門は、その言葉をそのまま受け取り、馬のために青い草を用意する。馬の好物である草を「青いもの」と言い表した言葉を重右衛門が文字どおりに扱うところが、この話のおかしさになっている。この話は市川民話の会でも「じゅえむどん話~青いものは草」という題で語られており、印内の重右衛門をめぐる笑話の一つとして現在も伝えられている。