【あらすじ】
印内の重右衛門を主人公とする笑話の一つで、1978年刊『房総の民話』に「三年間も居候したこと」という題で収録されている。市川の伝承資料では、北方の家に三年間奉公したじゅえむが、家に帰って「三年も使われた」と泣いたという落ちが伝えられている。
【民話の内容】
北方の家に三年間奉公したじゅえむは、三年の奉公を終えて家に帰ると、「三年も使われた」と泣いたという。三年間も働いたことを、まるで不本意な目に遭ったかのように言い立てるところに、この話の笑いがある。また、このように屁理屈を言って主人を困らせる者を「いんねのじいむみたいだ」と言ったと伝えられている。市川市では北方を中心に、印内のじゅえむどん(重右衛門)を主人公とする笑話が複数伝えられている。