【あらすじ】
行徳・湊、善照寺と結びつく柔昌院について、大奥のお錠口に勤めたという経歴を伝える人物伝承である。千葉県立図書館の市川市民話索引では、市川市の伝承として『房総の秘められた話、奇々怪々な話』に収録された題名が確認できる。
【民話の内容】
柔昌院は、行徳・湊と善照寺に結びついて伝えられる人物で、大奥のお錠口に勤めたとされている。お錠口は江戸城大奥と外側を隔てる出入口で、そこに勤めた人物の来歴を地域の寺社や土地と結びつけて伝えたのが、この話である。行徳に残る人物伝承の一つとして、江戸城の大奥と地元の人々とのつながりを語る形で伝えられている。