【あらすじ】
白井市字鳥居前に伝わる「おかめ石」の言い伝え。庚申塚群の一角にあるこの石をひっくり返すと雨が降るといわれ、日照りの年には村人が雨乞いに用いたと伝えられている。
【民話の内容】
白井の字鳥居前、白井庚申塚群の一番南側に、「おかめ石」と呼ばれる石がある。この石は、文政三年(一八二〇年)の銘が刻まれた駒形明神の碑とともに置かれ、その扉のような役割を持つと伝えられている。
村では、日照りが続いて困った年になると、この「おかめ石」をひっくり返すと雨が降ると言い伝えられてきた。実際、日照りの年には、村人たちがこの石をひっくり返して雨乞いをしたという。馬の神である駒形明神とともに祀られてきたおかめ石は、白井の人々にとって、水の恵みを願うための祈りの対象であったことがうかがえる。