【あらすじ】
重右衛門は奉公に来た際、証文を書いた。ところが風のない日でも寝ているため起きて働けと言われると、証文の裏を見るよう答える。そこには東西南北どの風も嫌いだという趣旨が書かれており、重右衛門は風が吹くたびに仕事をしない口実にした。
【民話の内容】
奉公に来た重右衛門は証文を書き、その裏に東西南北の風を嫌うことを書いておいた。風のない日にも寝ているので起きて働けと言われると、重右衛門は証文の裏を見るよう主人に言う。どの方角の風も嫌いと書いてあるため、たいていどこかから風が吹いていることを理由にして働かずに済ませた。言葉の隙を利用して仕事を逃れる重右衛門のとんちが笑いになっている。