【あらすじ】
目を治そうとする僧が大蛇の洪水計画を人々に知らせたため、雷となった大蛇に殺される。体の落ちた場所が地名になったという伝承。
【民話の内容】
国学院大学民俗文学研究会「福島県双葉郡浪江町」に採録された話。玉の井という目の見えない僧が、目が見えるように祈願して満願の日を迎えると、池の大蛇が現れ、僧の目を開けてやろうとした。その際、大蛇は辺りを泥海にする計画を語った。僧は自分の目が治るために何万人もの人が殺されるのは忍びないと考え、その計画を人々に伝えた。大蛇は雷となって僧を八つ裂きにしたとされ、胴、耳、股が落ちた場所にそれぞれ「胴のおち」「耳かい」「股おち」という名がついたという。