【あらすじ】
池に潜った武士が竜宮のような宮殿と姫を見た。姫は大蛇で、後に人間の若殿の妻になったという伝承。
【民話の内容】
難波麗泉「嵐渓紀行」に収録された吉ケ平の話。村松藩の勇士が大蛇を見ようとして池に潜ると、底には竜宮のような宮殿があり、金装束の麗姫が踊っていた。武士を見た姫は、見られたのでこの池にはいられないと語り、武士を案内してもてなし、帰した。その夕刻に暴風が起こり、大蛇の怒りだろうといわれた。その後、大蛇は堺家の若殿の妻となって子を産み、坂井家の主人には代々、脇の下に蛇の鱗が三枚あると語られる。