【あらすじ】
大蛇除けの名刀を失った絹屋が大蛇に呑まれ、その娘たちが知恵と弓で大蛇を退治した。大蛇の骨を埋めた場所に「大蛇院」の名が残ったとする伝承。
【民話の内容】
『伊豆松崎の民俗』に収録された伝承。約250年前、甲斐国から来た絹屋が松崎の旧家に泊まり、字野原の池の主である大蛇を捕らえようと名刀を携えて出かけた。その刀は大蛇除けだったが、すり替えられたため絹屋は大蛇に呑まれた。絹屋の娘の姉妹は山や窪地の名に結びつく場所で大蛇を待ち伏せ、計略でおびき寄せて射た。大蛇は穴に入り込み、七日七夜うなって死んだ。その骨を埋めた場所を大蛇院と呼んだという。