【あらすじ】
馬に付いてきた河童を許す際、橋のそばの石から上流へ来ないという証文を取った。その約束を示す石は洪水で流され、証文も観音堂からなくなったという。
【民話の内容】
中央大学民俗研究会『福島県大沼郡金山町 調査報告書』に記録された伝承。野尻川に河童石と呼ばれる石があり、洗い淵で馬を洗っていると尾に河童が付いてきた。人々は河童から、橋のそばの石より上へは来ないという証文を取って許した。その石は取り決めの目印だったが洪水で流され、河童が指をかみ切って血で書いた証文も観音様のお堂に置かれた後になくなったとされる。